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汗をかくのは良いことだと言うけれど
何だか最近、異常に汗っかきになってしまった気が。
ここでは、発汗の種類、多汗症について、
関係のある病気、寝汗・脇汗などについて
詳しく解説しています。 |
「温熱性発汗」とは、 スポーツをしている時や暑くなった時に 体温調節をする為に行われる発汗で、 全身におよそ300万個あるエクリン腺から汗が出ます。
体温は通常、36度〜37度の間で保たれています。 これは脳にある視床下部によって コントロールされているのですが、 スポーツや気温上昇などで体温が
37度以上になってくると発汗するようになります。
⇒温熱性発汗 |
汗が大量に出る為に行った手術が原因で、 今まで出ていなかった部位に気になるくらい汗が出るようになる症状があります。
これを「代償性発汗」と言います。
代償性発汗は手のひらや手・首・顔面の発汗をコントロールしている 胸部交換神経が遮断(交感神経切除手術)されたことにより起こるようになります。
どこかで汗を出さなければ、それはそれで体に異常が出ますから、 当然の作用と言えるでしょう。
神経遮断を行うと、代償性発汗はほぼ確実に起こります。
⇒代償性発汗 |
精神性発汗の場合、足の裏や手のひらに汗をかきます。 発汗は「精神性発汗」と「温熱性発汗」の2種類ありますが、 一般的に「多汗症」と言われているのはここでご紹介している「精神性発汗」です。
⇒精神性発汗 |
多汗症の治療法のひとつに「胸腔鏡下交感神経節遮断術」という手術があります。 発汗をコントロールしている交感神経を遮断することで、多汗症を治す手術です。
胸腔鏡下交感神経節遮断術(ETS)の術後は、 手術を行った部位の多汗症は治ります。この効果は半永久的だとされています。
しかし、ETSにはいくつかのデメリットがあり、その内のひとつが「味覚性発汗」です。
味覚性発汗は誰でも起こりますから、 デメリットと呼ぶほどのものではないかもしれません。 ただ、ETSの手術を行ってから以降は刺激物・辛いものに加えて
「甘いもの」を食べても発汗するようになります。
⇒味覚性発汗 |
・自立神経失調症 ・更年期障害 ・橋本病、バセドウ病などの甲状腺の病気 ・リウマチ ・膠原病(こうげんびょう) ・糖尿病 ・多汗症 これらの病気を発症していると、異常なほどに汗をかくようになります。
もちろん、どの病気も放っておいてはいけません。 治療をしないと大変な状況になることもありますから、
すぐに病院を受診した方がいいでしょう。
⇒原因となる病気 |
多汗症とは、特に原因もないのに 足の裏・脇・手のひらに大量の汗をかく病気です。 多汗症の原因になっているものは 温熱性発汗症と精神性発汗の2つですが、 一般的には精神性発汗を多汗症と呼んでいます。
日本人の4%の方が多汗症だと言われています。
⇒多汗症 |
多汗症は「温熱性発汗」「精神性発汗」「味覚性発汗」 これら3つの発汗が、 異常な発汗になってしまった状態を指します。
そんな多汗症の中で、手だけに症状が現れる
「手掌多汗症(しゅしょうたかんしょう)」 という多汗症があります。
⇒手足の多汗症(手掌多汗症) |
睡眠中は、人体は代謝量を減らして体や脳を休ませるモードに入ります。 この為に「深部体温(体の中心部の体温)」を低下させるのですが、 眠りに入る前に体内の熱を毛細血管を通して体外へ逃がします。(熱放散)
眠くなる前に手や足が眠くなるのはこの為です。 もしあなたが冷え性だと深部体温が下がりづらいので、 なかなか眠りに入ることができません。
⇒寝汗について |
汗は、緊張した時や気温の変化によって、 人間の皮膚に約300万個ある エポクリン腺から発汗されます。
もちろん脇からも発汗されます。
⇒脇汗について |
顔や体に大量発汗があることは 決して珍しいことではありません。 しかし、頭部発汗はあまり見られないケースです。
頭部に大量発汗があると、常に髪の毛が お風呂上がりのような状態になっていますから 皮脂がたまりやすくなってしまいます。 結果、ふけや抜け毛も多くなってきて、
汗の他に薄毛の心配も増えてしまうこともあります。
⇒頭部の発汗異常について |
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