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「温熱性発汗」とは、
スポーツをしている時や暑くなった時に
体温調節をする為に行われる発汗で、
全身におよそ300万個あるエクリン腺から汗が出ます。
体温は通常、36度〜37度の間で保たれています。
これは脳にある視床下部によって
コントロールされているのですが、
スポーツや気温上昇などで体温が
37度以上になってくると発汗するようになります。 |
汗は蒸発する際に体内の熱を外に逃がします。
このことにより、体温が上がりすぎることなく平熱を保つことができるのです。
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温熱性発汗は、生命維持の為の大切な生理現象です。
もし、温熱性発汗が起きないと体は不調をきたすようになってしまいます。
例えば日射病、熱射病は温熱性発汗が行われない為に起こる疾患です。
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エクリン腺からは正常な状態で1時間に2リットルほどの汗が出ています。
この汗には、サイトカイン・免疫グロブリン・タンパク分解酵素
乳酸・尿素・塩化ナトリウムが含まれています。
※アポクリン腺から出る汗はワキガの原因になる汗でエポクリン腺とは別物です。
必要以上に大量の汗が出るようになる「多汗症」という症状があります。
多汗症は交感神経に異常が出ることによって発症しますから、
温熱性発汗も原因の一つになります。
多汗症がひどい場合は、胸部の交感神経を切断する手術を行うこともあります。 |
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